2018年10月17日

両国高附中の適性検査Ⅰに変更が

2019年度の生徒募集要項が両国高附中などの都立中高一貫校のHPに発表されています。そのなかで、検査方法などに大きな変更点があったのは両国高附中です。適性検査Ⅰが、独自問題でなく、共同作成問題に変わります。独自問題は適性検査Ⅲだけとなります。得点換算はこれまでと変わらず、Ⅰが300点、Ⅱは200点、Ⅲは300点です。

さて、この変更によって、受験生側の対策にどんな変更が必要でしょうか。

まず、2018年度までの両国の適性検査Ⅰは、文章2編を読み、3~4つの小問に答え、作文を書くというものでした。共同作成問題はどうでしょうか。これまた、文章2編を読み、2~3つの小問に答え、作文を書くというものです。形式面での違いは小さいということが分かりますね。

内容面での違いを挙げると、両国は文章が読みやすく作文が難しいのに対して、共同作成問題は文章がやや難しく作文は書きやすいと言えるでしょう。両国では、グレートジャーニーの関野吉晴氏や美術家の篠田桃紅氏、宇宙飛行士の若田光一氏など文筆業を本業としない方々の文章も積極的に取り上げ、親しみやすい文章を出してきました。一方、共同作成問題では、串田孫一氏や出口治明氏、茂木健一郎氏、木下是雄氏、養老孟司氏といった著名な学者や大学関係者を取り上げることが多く、ときどきドラマ脚本家の木皿泉氏や書道家の武田双雲氏、絵本作家の菊田まりこ氏といった親しみやすい文章を取り上げることもあります。本格的な説明文・論説文の読解練習を進めておく必要があるでしょう。

作文の字数が、400字から440字と少し増えます。350字から400字でコンパクトに意見をまとめる必要があった両国の作文に比べると、段落をもう1つ構えられそうです。ふだんの作文練習を440字までに増やして行うと良いでしょう。