九段中は小学生として無理のない標準的なレベルでの思考力や表現力を試す適性検査を出題し、問題傾向のないのが傾向だと言われます。九段中対策コースでは、文学的文章や説明的文章の読み取りと作文の練習、資料を分析し表現する力の向上、数理的に分析し考察する力の養成を行う専用カリキュラムで学習します。総合的な学力の底上げを図り、素早く論理的に解答する能力を向上させます。
E-styleでは、九段中の出題傾向を熟知した教師がお子さまの指導にあたります。通常授業と特別講座を組み合わせた「九段中対策に特化した指導」で、お子さまを合格へと導きます。
実施教室 | E-style飯田橋校 |
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対象 | 小学3年生~小学6年生 |
教科 |
算数・理系、国語・文系 (※小6は教科設定が異なります) |
指導時間 |
小3:50分 小4:100分+100分 小5:150分+150分 小6:適性検査1対策(文系)150分 適性検査2・3対策(基礎)150分 適性検査2・3対策(応用)100分 前期ゼミ、九段特訓(後期)150分 |
課題文は、説明文と小説が多い傾向にありますが、講演や対談、詩や随筆などジャンルを問いません。課題文の数も大問1つに一編の文章のこともあれば、二編のこともあります。都立中に比べ読解問題がやや多く、作文は60字から240字までさまざま。急ぎ気味で読解しなくてはいけませんが、受検生には適切な量と質になっています。
作文字数:60字から240字まで幅がある
テーマ例:見知らぬ土地を旅するなら、現代機器を使用する旅をするか、地図とコンパスを用いる方法で旅をするか。
大問1は算数分野などと固定されていない上、教科横断型の問題も見られ、どんな種類の問題が出ても慌てず楽しむくらいの余裕が求められます。見たことがない資料が出されることもありますが、丁寧に読んでいくと発想できるように作られています。ときには題材に新聞記事が使われることもあり、ふだんから新聞やテレビニュースに接して、時事問題について考えるようにしましょう。
主に算数分野および理科分野から出題されますが、江戸時代の生活など、教科横断型の問題も多いことが特徴です。問題量が多く、かなりすばやく解き進めることが要求されますが、超難問が並ぶことはなく、落ち着いて取り組めばわかる問題となっています。制限時間が迫ってきても慌てない精神力が必要となってきます。
九段中の適性検査は、傾向がないのが傾向ですと作問担当者がおっしゃるほど、特定の傾向が固定されずさまざまな切り口でそれまでには見られなかった問題が出されます。これを面白いと受け取るか大変だと受け取るか、その時点ですでに九段中に向いているか向いていないかがある程度わかるというものです。内容としては、文章や資料を読み取り、読み取れることや自分の考えを述べるものや、図形問題や条件整理など数理的な思考力を問う問題が出ます。作図をする問題もあります。
E-style飯田橋校では、九段中の出題傾向を熟知した教師と、過去の合格者のデータを徹底分析して作り上げたE-styleオリジナルカリキュラムで、九段中の合格に直結する専門指導を行います。
読解力・記述力および知的好奇心の養成
国語と算数を中心に基礎学力を整え、学び方を身につける
物事の仕組みに興味を持ち、読解力と論理的思考力を養成する
あらゆる分野の学習をこなして解答速度と得点力を高める
適性検査1に対応できる読解力・記述力を早期から養成するために、高学年向けの教材を用いて、説明的文章の要点把握への慣れをつくります。それとともに、適性検査2・3対策に取り組むうえでの基礎となる知的好奇心を育てるために、「正座をすると、足がしびれるのはなぜ?」「ウマの顔はなぜ長いの?」といった、身近で理科的な疑問をテーマにした文章を題材にします。また、テーマに即した「調べ学習」に取り組むことで課題探究への意識づけを図ります。
漢字を正確に書くだけでなく、意味を理解する。計算問題を頭の中で暗算するのではなく、筆算を書きミスなく解く。都道府県の名称だけでなく、その位置や形を理解し、特徴も知っている。自然現象の仕組みを科学的な目で見て、その先はどうなるのだろうと洞察しようとする。基礎をきちんと学び、そのうえで興味の幅を広げること。それが受検対策の第一歩です。自分が賢くなっていく楽しさを実感しながら、じっくり考えられる良問を通して、適性検査の考え方を無理なく身につけます。
九段中の適性検査では、与えられた資料を論理的に読み解き考察すると、自然に解答に至るものが多くみられます。また、その逆に柔軟な発想力を要求する問題も見られます。これに対応するには、世の中に広くアンテナを張り、学んだ基礎事項を使って考える姿勢が大切です。授業や教材、クラスメイトの発言だけでなく、メディアなどからも幅広く情報を得て、世の中の様々な仕組みに対する興味や関心を導き出せるように指導を行います。
適性検査1の対策(九段独自問題)
問題文の文字数が多めで、かつ読解問題数も多めの適性検査1。のんびり読んでいては解き終わりません。語彙を増やし想像で補う部分を増やすことで迷う時間をなくし、文章のポイントを把握する力をつけることで正確な解答を記述できるように指導します。
適性検査2・3の対策 (九段独自問題)
さまざまな適性検査問題に触れることで、世の中の実際の物事がどのように分析できるのか、どのような仕組みででき上っているのかを理解しながら適性検査にどのように出題されるのかを学びます。基礎的な学習内容をふまえ、作業しながら考えることで、応用的に見える問題が解けるようになるまで指導します。
小4の専門対策
算数・国語を中心とした基礎学力の養成と、適性検査問題に必要な思考力・洞察力を、理社の題材を用いて養成します。通常コースと比べ基礎学力に重点を置き、効率的に区分Aの合格の素地を育成していきます。
小5の専門対策
様々な題材を用いて、柔軟な発想力と、その発想を助ける論理的な思考力、他者に正しく伝える表現力と記述力を養成します。九段の合格点の高さを見据え、ミスをなくす姿勢を重視し、効率的に区分A合格を目指します。
小6の専門対策
九段中合格に必要な力を、適性検査ごとに分析し、基礎的な学力の維持と必要な作業力と合格力を高める指導を行います。生徒ごとに、どの力が必要なのか専任担当が分析し、私立受験の学習時間も担保できる最短時間での合格を目指します。
九段中の適性検査で求められる「適性検査を楽しむポジティブさ」を養う専門講座を開講しています。学校のない土曜日に、隔週で適性検査対策授業を受講できます。“身近なしくみ”に注目した教材を題材に、思考する力と表現する力を育てます。 ※小3のみ
小5は、適性検査対策への導入として不可欠な体験型学習に参加し、立体型図形を作ったり、数人で取り組むグループワークを行います。小6は、徹底した実戦演習、作文の特訓、基礎学力を問うテストを通し弱点克服を目指します。
※小5/小6のみ