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執筆者

今井 正人

三鷹中等教育学校専門担当

~自習室(i-cot)の効用~

E-styleは全教室に「自習室(i-cot)」が設置されています。授業の前後の時間はもちろん、授業がない日でも教室が開室している時間であれば、いつでも利用可能です。一つ一つのブースが区切られていますので、集中して学習に取り組むことができます(添付写真参照)。

今年も残りが約1か月となり、受検生は来年の2月3日の入試に向けて、学習の質・量ともに精度を上げていかなければいけない時期です。自らの課題を正しく認識し、その解決に取り組むべくこれまで以上に集中して学習に励んでいます。そのような受検生でこの時期の自習室が埋め尽くされることも珍しい光景ではありません。中には毎日のように自習室に来て勉強している生徒もいます。自習室をよく利用している生徒たちにその理由を聞いてみました。

 

①家でやるよりも自習室でやる方が集中できる

家の自分の部屋で勉強すると、周りに本やゲームなど誘惑物が多くあってついそっちに気がいってしまい集中できない。リビングでやると家族が周りに居て、それが気になってしまうなど、家ではなかなか集中できる環境をつくることが難しいので自習室に来ているという生徒が多くいました。学習の効率を上げるために「場所」を変えることは効果的な方法の一つですので、切り替えもしやすく集中力の向上にもつながります。

 

②わからないところがあったとき先生に質問ができる

自習室の一部がガラス張りのため、外から先生たちが中の様子を見られるようになっています。時には、難しい顔して悩んでいる生徒に先生から声をかけることもありますが、自習室で勉強している生徒が空いている先生に自ら質問しに行くということが多いです。質問をするということは、自分がわからないところはどこかを伝える表現力と積極性も必要になります。わからないところを解決するだけでなく、そういった能力の向上にも役立つのです。時間帯や曜日によっては先生が授業に入っていて質問ができないということもあるかもしれませんが、いつなら質問できるかを確認することで、それまでに何をやろうという計画を立てることになりますので、自然と計画性も身に付いていきます。

 

③同じ目標を持っている仲間が一緒に勉強している

受検をするのは生徒自身ですが、そこに向けて一人で頑張り続けることは難しいです。受検はある意味でチーム戦です。家族や先生たちのサポートはもちろんですが、同じ教室で同じ目標に向かって頑張る仲間の存在が大きな励みになります。自習に来たときに、同じクラスの生徒がいるだけで、自分も負けてはいられない、周りの子も頑張っているのだから私も頑張ろうと良い刺激を受けることができます。

 

学習を効率良く行うためには、環境を整えることが大切です。E-styleに通っている生徒の中には、教室が空いている日の勉強はすべて塾でする、家ではゆっくり休むと割り切っている生徒もいます。そういった生徒は毎日のように塾へ来て、自習室を利用しています。もちろん家でも勉強場所を決め、その周りから誘惑物を目に入らないところに片付けるなど、少しでも集中できる場所をつくることは必要です。E-styleの各担当は、家では何をやって、自習室では何をやるなど、お子さまに合わせた最適な学習を提案していきます。お気軽にご相談ください。

 

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