最大限に勉強時間を確保する

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執筆者

沖 哲弥

立川国際中等教育学校専門担当

今日は満月です(この記事がアップされたのは2025年12月5日)。次の満月は2026年1月3日、その次の満月は2月2日。

つまり、都内の公立中高一貫校を受検する小6生は、あと2回満月が来て、翌朝起きると、検査当日です。

都内の私立高校を受験する中3生は、そこから1週間後に受験が始まります。

もう本番は間近です。

 

その前に、たっぷりと学習に時間を取れる期間があります。冬期講習です。受検生にとっては、最後の長期休みです。

個人的に克服したい分野や単元に手を付けるもよし。今まで放置していた模試の直しに手を付けるもよし。できなかったことができるようになるために、目標を絞って取り組みましょう。

 

その目標のひとつが、1日何時間勉強するか、です。栄光の森に行った受検生であれば、8時間くらいはもうできるでしょう。それを、毎日10時間に引き上げてみませんか。

睡眠9時間+朝の準備や朝食1時間+昼食や休息1時間+夕食や休息1時間+お風呂など1時間=13時間

24時間-13時間=11時間も残っています。11時間ぶっ続けで勉強するのは無理なので、1時間分はこまめな休憩に当てるとしましょう。

十分に睡眠をとり、食事の時間も休息も十分にとり、お風呂の時間も十分にとり、勉強の合間に小さな休憩も取り、それでも10時間の勉強時間が確保できるのです。

もちろんスマホは断ち、デジタルデトックスを敢行します。睡眠の質が上がり、集中力もアップします。

 

ここで大切なのが、毎日規則正しく過ごすことです。

起床時間や就寝時間だけでなく、朝食や夕食の時間も毎日同じ頃にしましょう。

これには保護者の協力が不可欠です。

冬期講習がある日は比較的規則正しいけれど、休みの日はそうでないというご家庭もあるでしょう。しかし、受検を控えたこの直前期だけは、家族全体で頑張って、規則正しい生活を送ってみませんか。

そしてできれば、朝型の生活に移行できるよう手伝ってやってください。

 

あんなに集中して長時間勉強したのは初めてでしたと、3月の満月を見上げながら振り返られる2ヵ月間にするのです。

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