「泡」の断面図、かけますか?
「教科書にはのっていない問題」が解けるようになるには?
今年の小石川中では、「石けん液の泡の断面図をかく」という問題が出題されました。それも、図のどこに水と石けんがあるのかわかるように、という条件つきです。
考える手がかりは、2つです。
①石けんは水を加えないと泡立たない
②水を強くかきまぜたときにできる泡は、すぐに消える。
皆さんならどう答えますか?
このような「教科書にはのっていない問題」が解けるようになるには、すぐに解答を見ないことと、できるだけたくさん自分なりの答え=仮説をたてることです。時間をかけて自分なりに考えていると、ある日とつぜん、「これが答えだ!」と思える解答が見つかります。大切なのは、考え続けることです。
また、頭のなかだけで考えず、今までの自分の体験を思い出すことも大切です。しゃぼん玉の泡を観察したときのことを思い出してください。その泡は、ただの水の泡とは何かが違って見えたはずです。その違いが何から生まれるのか、また似たようなものを見たことがないか、それと石けんの泡の共通点は何なのか、順番に思い出していきましょう。そして、好奇心のアンテナを立て、様々な知識を貪欲に吸収しましょう。図鑑を読む、博物館に行く、空を見上げる、足元を見つめる。そこから受検勉強が始まります。
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