2019年夏の調べ学習おすすめ

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執筆者

沖 哲弥

立川国際中等教育学校専門担当

博物館や美術館に足を運んでみよう

E-style小学部主任の沖です。

夏休みは長期の休みですし、少し時間をかけて調べ学習をしてみる良い機会です。ふだんはもしかするとネットで調べてちゃちゃっと済ませることもあるかもしれませんが、実際に調べてみることをおすすめします。ネット上の情報は2次情報3次情報が多いのですが、実物を見たり、本人に聞いたりして調べたことは本物の1次情報です。本物を知っている面白さや強さを今のうちから体得していきましょう。

とはいえ、勉強に忙しい受検生が長く調べ学習をする時間はなかなか取れないでしょう。それでもせめて、本物を体験できる博物館や美術館にこの夏に一度くらいは足を運んでみましょう。

上野の東京国立博物館で開催中の特別展「三国志」が大変話題になっていますが、両国にある江戸東京博物館ではあさって8月6日から「いきものがたり ‐江戸東京のくらしと動物‐」が始まります。都市に暮らす江戸東京の人々にとって、いきものは大切な存在でした。5代将軍徳川綱吉が動物を大切にしなさいという生類憐みの令を出したことは、受検生必須の知識ですね。北斎漫画に触って観察したりもできるコーナーもあるようです。また、巣鴨から北に2kmのところにある飛鳥山公園内の紙の博物館も面白いですよ。古今東西の紙に関する資料を幅広く収集、保存、展示している世界有数の紙専門の博物館です。現代の紙がどうやって作られるようになったのかよくわかる展示です。手すきの紙を作る体験教室もありますよ。

ちなみに、私が個人的に行くつもりなのは、「高畑勲展」です。

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