「知識」ではなく「体験」を引っ張り出せるように
巣鴨校小学部主任の山敷です。E-style併設のサイエンスラボでは本日体験会が開かれています。写真はその準備風景です。三脚やアルコールランプを見ると、それだけでわくわくしてきますね。
小石川中では理科の考察問題が毎年出題されます。身近な事象を取り扱い、観察から生まれる疑問に対して仮説をたて、検証・考察していく問題です。例を挙げれば、「なぜ黒いえんぴつより、赤えんぴつで書いた文字のほうが消しにくいのか」という問題です。多くの場合、自分の頭のなかにしまってある「知識」を引っ張り出して解く問題ではありません。引っ張り出すのは、「体験」です。黒鉛筆で書くと“さらさら”としていますが、赤鉛筆で書くと少し“なめらか”な感触があると思います。その手触りのようなものから仮説をたてていきます。
便利なものの多い時代ですが、それだけを求めるのではなく、どんなものでも実際に自分の手を動かして体験すること。それが小石川中の適性検査問題で求められます。
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