合格のための併願アプローチ

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執筆者

實方 友輝

最難関都立高校対策指導統括責任者兼国語科教務主任

併願はここ「で」いいではなく、ここ「が」いいで選んでほしい

E-style中学部国語科主任の實方です。

定期テストの時期ですね。中3生にとっては内申を決定づける大切なテストです。準備を着々と進めてくださいね。また、この時期同時に考えておかなければいけないことがあります。併願です。都立高校の合格が確約されているわけではありません。よって、万が一の時に備えて私立の受験をする。この考え方が一般的ですね。

一方で、私の併願の考え方は少々異なります。

結論から申しますと、併願とは、「第一志望合格のための道のり」です。

基本的には都立入試が最後の試験ですよね。都立高校に合格するために必要な受験が併願です。また「で」でなく「が」で選んだ併願校ということも毎年お伝えしています。受かりたいと思う学校でなければ学習も身につきません。

だからこそ、ここ「で」いいではなく、ここ「が」いいで選んでほしいのです。

「答案用紙は受験(検)校へのラブレター」と私が講師になりたての頃、先輩に教えてもらいました。なるほど、ラブレターは好きでなければ書けないし、相手に気持ちは通じないからなと感じたことを毎年この時期になると思い出します。併願校を「が」で選択できるよう、気になった学校の見学会や説明会へはできるだけ参加していただきたいです。

今月がラストチャンスです。12月になるとちょっと遅いですね。もう終わってしまって参加する機会がないという方は学校まで実際に行ってみるだけでも良いでしょう。雰囲気を感じるだけでも自分とのマッチング度がわかるはずです。最近では1月の千葉私立高校や2月10日から始まる都内私立高校で5教科型の入試が増えています。また、安全校、実力相応校、チャレンジ校と3校は受験することもお勧めしておきます。

最難関都立高校に対する具体的な併願校はE-styleでの進路指導の際に個別にお伝えします。ぜひ足をお運びください。

 

入試まで残された114日間。わからないって言っている暇はない!

中3生の皆さん、都立入試まであと114日です。「意志のあるところに道は開ける。」多くの苦労を経て、念願の奴隷解放宣言をしたリンカーンの名言です。別言すると、意思のないところに道はない。最難関都立はそんなに甘いものではありません。行きたいなぁでは夢のまた夢。本当に行きたいなら、入試まで残された114日間、「合格のために必要なことを日々考え、計画を立て、行動し、チェックし、修正をする」を繰り返すこと、これに尽きます。もう駄目だ、わからないなんて言っている暇はない。わからないなら何がわからないかを明確にし、わかるようにする、ただそれだけのこと。

目の前のことに全力になろう。

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