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執筆者

稲垣 佑介

白鷗高校附属中学校専門担当

受験生にとって、とても大切な夏がやってきました。我々E-styleの教師陣も、お通いいただいているお子様全員を成長させるため、合格に一歩も二歩も近づけるため、たくさんの夏期課題を準備しています。上野校もここ数日、授業後はプリンターがフル稼働しています。課題を準備しても、「やるか、やらないか」そして「意味のあるやり方ができるか」はお子様次第。そこには一人ひとりの「がんばる」気持ちが大きく関係してきます。

 

「がんばる」。よく使われる言葉ですが、そもそもどのような意味なのかご存じでしょうか。

「がんばる」は江戸時代以降使われるようになった、比較的新しい言葉ですが、その語源には二通りの説が存在します。ひとつは「目をつける」「見張る」という意味の「眼張る(がんはる)」が「一定の場所から動かさないようにする」という意味になり、さらに「努力してやり通す」という意味になったというもの。もうひとつは「自分の考えを押し通す」という意味の「我を張る(がをはる)」が「がんばる」になったというもの。

ちなみに、漢字で「頑張る」と表記するのは、実は当て字であると言われています。「出来る」「沢山」「素敵」なども当て字なので、作文を書くときにはひらがなで表記します。

 

受験生のみなさんには、この夏、「自分の考えを押し通す」ことを大切にしてほしいと思います。これは、ただわがままに自分のやりたいことをして過ごしてほしい、という意味ではありません。「こうなりたい」と思う自分になるために必要なことをひたすらやり抜いてほしい、という意味です。

やり抜くためには、夏休みが始まる前に「こうなりたい」と思う自分の姿を強くイメージしてみてください。そして、それを「目標」として、紙に大きく書いてみましょう。その紙を壁に貼ってもよいですし、書いたものを写真に撮ってスマートフォンやタブレットの待ち受け画像にしてもよいでしょう。

日々、その目標に向かって「がんばる」気持ちを持ち続ける受験生に対して、E-styleの教師陣は全力で「がんばって」後押しし続けます。

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