都立受検のすばらしさ

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執筆者

馬渕 元三

E-styleご案内窓口担当

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冬になると思い出すことがあります。

秋田の山奥で育った私ですが、中学生のとき『犬ぞりでの登校は禁止します』というプリ
ントを先生から渡されたことがあったのです。

 

そのプリントには、なぜ犬ぞりが禁止になるのか、禁止はいつからなのか、これまで犬を
係留していた場所は駐車場になる・・・などと、まことしやかな情報が掲載されており、
私をはじめ周囲の友人は一瞬だまされました。

だまされた・・・そうなのです、これは先生の冗談でした。
ワープロ(古い!)の練習だよと笑っていましたが、同時に『誤った情報に振り回されな
いようにすること』という教訓も含んでいました。
一部の生徒は「今どき犬ぞりで移動している人なんかいない」と懐疑的な視点を持って
いました。中学生くらいになると自分の経験則から、注意深くなるものかもしれません。

 

さて、現代の小学生はどうでしょうか。

巷にあふれる情報はすべて正しい情報とは限りません。その真偽を確かめる方法を持ち、
自らの判断で行動に移す必要があります。
現代は、変化に富んだ不安定な時代とか、正解のない問いと対峙する時代とか様々に言われることがあります。

そんな時代をたくましく生き抜くには、確かな情報を入念に分析し、考えられるベストな判断をし・周囲に発信する表現力が必要だと私は思います。

 

この力は、成長過程で経験する様々な事象を経て身につけることが多いですが、都立中高一貫の受検勉強を通じて身につけることも可能です。

都立中高一貫受検では「思考・判断・表現」の力を問われ、記述や作文の問題が出題されるからです。与えられた文章や会話、資料をもとに解答にたどり着く過程で、これらの力は鍛えられます。

 

よく「受検で合格する生徒は自立できている生徒だ」とよく耳にします。
上記のような学習を通じて鍛えられえた子なら、自然と自立に向かうのかもしれません。
自ら先を予測して言われなくても行動できる・正攻法で進みつつも新たなアイデアをもって解決に臨む・結果を振り返って反省するとともに次に何をすべきか考え実行に移す。
都立中高一貫受検の勉強はそんな子を育てます。

 

さて、はたして我が子にその素養はあるのかしらとお考えの方は、
まず、お子さまの適性が分かる無料の「学力診断テスト」をご受検ください。
点数や偏差値のみならず、テストを解く様子や答案から、都立受験対策の専門担当がお子様に成長するキッカケは見いだせるのか、自立の素質はあるのか、そして合格は目指せるのか、などのアドバイスをいたします。

 

塾での新学年が始まるのは2月になります。

年末年始お忙しいとは思いますが、この冬に是非立ち位置を確認してください。

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