受験か?受検か?(小3・4向け)

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執筆者

馬渕 元三

E-styleご案内窓口担当

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今回は小3・4年生のお子様の今後の受験・受検についてお考えの保護者の方向けの内容です。私国立は「受験」、都区立は「受検」という言い方をします。都区立が開校した際に、従来の受験とは違い「適性検査」で入学者を選ぶこととしたため、字を変えて区別しています。

 

さて、ご案内窓口を担当していて、年間を通じ非常に多く伺うのが「私国立受験と都立受検のどちらにすべきか迷う」「我が子にはどちらがあっているのかわからない」という声です。本格的に受験・受検のカリキュラムが始まる小5の前に、様々な情報を集め判断する必要があります。

 

そこでまずは、百聞は一見に如かずということで「学校説明会」に行くとよいと思います。ホームページや受験情報誌に掲載されている情報も有益ですが、実際の環境を直接見たり先生方の話を生で聞いたりすることで実感がわきます。また、複数の学校を比較するうえでは小3・4のうちに各地に足を運ぶ必要があるでしょう。(見るべきポイントは5/15付のブログに掲載しておりますので是非ご覧ください)

 

集めた情報を振り返りながら、最終判断をする前に、ぜひ「塾の担当が持っている情報」も加えてください。E-styleには都区立受験指導のスペシャリストがいますが、もともとは栄光ゼミナールで私国立受験の指導もしていた担当です。長い間その地域の情報を集める中で、合格した生徒からの学校内部の情報も入ってきます。

それらをE-styleでは「講演会」や「入試報告会」でお伝えしています。各校舎で行っており、毎回定員は10名程度ですので、途中休憩や会の終了後には担当へ各種相談・ご質問をいただくことも可能です。

 

また、情報を集めると同時にお子様の学力も気になってきます。一生懸命探して気に入った学校が見つかったけど、はたして合格する力を身につけることはできるのだろうか……と。1つ例を挙げると、私国立受験において教科書の範囲を超えた学習をするには「多くの知識や技をインプットし、パターンに応じてアウトプットする力」が必要です。それには多くの時間を要するので習い事等を整理して、学習に充てる時間を割く必要があり、相応の体力も必要です。都区立受検では教科書の範囲を大きく逸脱することはなく、必要な知識は問題の中に必ず出てきます。したがって「与えられた条件を正しく理解し、問いに応じて何を書くべきか判断し、必要な内容を盛り込んで記述する力」が必要です。

 

ほかにも多くの例がありますが、私国立受験と都区立受検において求められている力・必要な力には違いがあり、それを小3・4の時点でご家庭が判断するのは極めて難しいと思われます。ただ、見失ってはいけないのは「どの学校に行きたいか」ではなく「将来どうなりたいか」です。受験・受検は長い人生の中で1つの通過点にすぎません。大人になって世に出たときに何をしたいのか、それを最大限叶えてくれそうな環境や人間がいるのかどうかを見極めることを目指してください。

(とはいえ、小3・4の時点で明確に進路を決められないケースの方が多いです。その際には「選択肢が多い」学校を選ぶと良いと思われます。中高の生活でしっかりキャリア教育が行われる学校を選びましょう。)

 

さて、E-styleでは「学力診断(適性診断)テスト」や「学習相談」を行っております。スペシャリストが各校舎におりますので、日ごろのお子様の様子やこれまでの学習歴を確認しながら、どちらの方向がより合っているのかをアドバイスすることができます。実力試しをして個別のアドバイスを受けることができれば、きっと視界は開けるでしょう。

 

なお、教室での企画の最新情報は「イベント情報」のページからご覧ください。

お申し込みがありましたら、私からもしくは教室担当からお電話いたします。(080か050から始まる電話番号です)

 

教室への皆様のご来塾を心よりお待ちしております。

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