入試当日の様子から

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執筆者

林川 敬

吉祥寺校校長・武蔵高校附属中学校専門担当

2月3日が都区立一貫中の適性検査本番の日でした。そして、9日が合格発表。

毎年繰り返される一週間ですが、今年受検するお子様たちの入試はこれが唯一の受検機会です。「来年こそは頑張るぞ」という訳には参りません。

 

受検生たちは、これまでの時間と努力の積み重ねや「合格したい」というありたけの思いを、答案用紙という「キャンバス」に描いてきた訳ですが、適性検査を解くときの緊張感は独特のものがあります。他の入試にはない「怖さ」がつきまとうと言っても過言ではないでしょう。

 

私たち親世代にはなかった入試制度ですから、子どもたちが味わったであろう緊張感は想像するしかありません。すべてが「初見」である問題に立ち向かう、この怖さは想像以上でしょう。その怖さから逃げずに頑張った全受検生に敬意を示したいと思います。よく頑張りました!

 

現在、繰り上げ合格も含めてほぼ結果が出そろった状態です。

全体の平均倍率から換算すると3割未満の可能性でしか合格できないことからすると、うれし涙より、悔し涙の方が多いと言える入試です。最前線にいる私たち教師陣は、受検生たちが一人残らず合格できることを願って2月3日の本番、そして発表の2月9日を毎年迎えますが、同時に願うのが「悔いのない入試であって欲しい」ということです。

 

E-styleでは、2月3日に教室に集まり自分の答案を「再現」します。どう考えて、どう解いたか、どんな順番で、どれくらいの時間をかけて答案を仕上げたか・・・再現しながら自分のミスに気づき泣き出す子もいますし、「正解だった」とガッツポーズする子もでてきます。

 

適性検査はほとんどが記述で答えますから、どう採点されるかで得点は大きく変わります。ふたを開けてみなければ分からないのです。では、答案を再現する目的は何なのか・・・これは単なる自己採点ではなく、自分の入試を振り返り、失敗したこととできたことを「正しく受け止める」ということが目的なのです。

 

入試は結果がすべてではありません。入試までの日々がどうだったのか、本番で実力が出し切れたのかを自分で振り返り、受け止められればどんな結果が出ても「次の一歩」が踏み出せる。私たちはそう考えています。

 

E-styleでは、「入試速報会」を実施し、どんな入試だったのか、合否を分けたものは何だったのかを中心にお話しする機会を設けています。ぜひ、お申し込みください。お待ちしております。

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