受検まで、あと100日

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執筆者

山敷 淳史

巣鴨校校長・小石川中等教育学校専門担当

冷静に観察・分析し、ライバルが取り組めていない分野を重点的に取り組む

巣鴨校小学部の山敷です。今日(2018/10/26)は、東京都にある公立中高一貫校の受検日まで、あと100日という日です。巣鴨校の小6生は9月から小石川中の過去問演習を始めました。最初はなかなか点数が出ず苦しんでいましたが、ここにきて少しずつ実力が点数に表れてきました。それでも、「解けた問題」と「解けなかった問題」の数がほぼ同じです。これは、合格者でも5~6割程度しか取れない、得点率の低い入試だからです。

とはいえ、合格するためにはライバルより「1点でも多く」点数を取ればいいだけです。すべての問題を解けるようにする必要はありません。冷静に観察・分析し、ライバルが取り組めていない分野(たとえば理科の実験考察系問題)を重点的に取り組むというのが巣鴨校の戦略です。

 

模試を活用して、ライバルたちを凌駕する「合格力」につなげよう

11月には最後の適性検査型模試である志望校別判定模試(小石川オープンや両国オープン)があります。どうしても偏差値や合格の可能性に気持ちが行きがちですが、注目すべきは問題ごとの正答率です。ライバルが何を苦手としているのかしっかり見極めましょう。そして、そこを磨きましょう。100個の単語を覚えても101個目の単語の意味をきかれる可能性のある入試ではありません。100回考えれば、100回分の思考力がつきます。そしてそれが、ライバルを凌駕する「合格力」につながります。

運に左右されない都立中入試。努力はかならず報われます。

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