小3だからこそ勉強が楽しい

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執筆者

山﨑 志穂

公立中高一貫校受検記述指導主任

低学年の記述指導主任の山﨑です。

 

先週の授業は、「恐竜がほろびたのはなぜ?」というテーマでした。

最後に、「他に絶滅してしまった生き物」を調べてノートにまとめる宿題を出しました。これは「調べ学習」といって、生徒たちに人気のある宿題の一つです。私もいつも楽しみにしています。

そして、いよいよ今週になり、塾にやってきた生徒たちは私以上に授業前からそわそわしています。「先生今日発表だよね? うまくできるかなぁ……」と不安になる子もいれば、「何の生き物調べてきた?」「ひみつ!」と盛り上がる子どもたちもいました。

 

いざ発表を聞くと、生き物の生態だけでなく絶滅してしまった理由まで調べられていた子たちが多くとても驚きました。さらに、お互いの発表に対して、「その生き物の絵はありますか?」「悲しい理由で絶滅しちゃったんだね…」「その生き物は他にも○○なところがあるよ!」などと、意見や感想を楽しく交わしている姿がそこにはありました。

 

私はそれを見守りながら感動で胸がいっぱいになりました。クラスが始まった当初は、表情に乏しい子やまったく口を開かない子、話しても一言小さくつぶやくだけの子など不安の募る状況でした。それが今や、調べたり考えたりしたことをこんなにも表情豊かにはっきりと発言できるようになるなんて……

 

3年生にとって「受検」はまだまだ遠い存在です。けれども、仲間と一緒に楽しく学ぶ「今」を積み重ねることでその先の「未来」に繋がっていきます。楽しく学んだ経験が彼らを支えてくれると信じています。

 

私は低学年の記述指導が専門のため、今の3年生とはあともう少しでお別れです。ちょっと寂しいですが、先日体験授業を受けてくれた次の3年生(現2年生)が、「この授業なら毎日通いたい!」と楽しそうにお話をしてくれました。

 

来年の2月から開講する新しいクラスがどんなクラスになるか、私も今から楽しみです。

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