最後の長い休みの活かし方

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執筆者

林川 敬

吉祥寺校校長・武蔵高校附属中学校専門担当

E-style吉祥寺校の林川です。

 

2/3の都立一貫受検日まで60日を切りましたが、街はクリスマスソングが流れ、オーナメントや様々なイルミネーションで飾られて多くの人々で賑わっています。そんな中、E-styleの塾生たちは志望校の過去問題のほとんどを解き終え、そこから分かった自分の「弱点」の洗い出しに余念がありません。冬休みに「最後の弱点改善」に取り組もうとしているのです。その顔には、クリスマスも正月もない受検生の“悲哀”は微塵もありません。足元から伸びていく『合格への道すじ』の中での、最後のチャンスとも言うべき冬休みが待ち遠しいのです。

 

適性検査の問題は基本的に“初見”で解かなければなりませんので、結果論、すなわちその場しのぎになってしまうこと……これが最も気をつけなければならないポイントです。「臨機応変さ」と「その場しのぎ」は似て非なるものですが、こと適性検査の問題に関して言えば、問題の分量や複雑さからも、その違いが予想以上の大きな得点差となって表れます。では、結果論で終わってしまう場合と、臨機応変に対応して「思惑通り」に終わらせることができる場合の違いはどこからくるのか……。『頭の中の整理ができているか、いないか』……私たちはこう考えています。

 

受検生のみなさんは、様々な方法でこれまで対策学習を積み重ねてきていると思います。相当数の適性検査型の問題を解いてきていると思いますし、いろいろなことを教わり、自らも多くのことを学び取ってきていることでしょう。しかし、初見の問題を解くということは、「習ったこと、教わったことの中から何が使えるのか」が分かりにくいということでもあります。ですから、「頭の中身の整理」が必要となるのです。

 

この冬休みは、頭の整理の最後のチャンスだと考えて頑張ってください。全国の受検生が、悔いなく冬休みを終えられるように祈ります。

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