健康なメンタルで本番に臨む5つの方法
E-styleの沖です。
入試もだんだん迫ってきたこの時期は、気持ちや体が追い詰められがちです。
それをどのように調整して、メンタルが健康な状態で入試に臨むのかをお伝えします。
- 十分に睡眠をとる
睡眠が不足すると脳の機能は著しく低下します。ある研究によると、6時間睡眠を10日間続けると、十分な睡眠をとった人に比べ、単純なパソコン操作のミスが約4倍になるそうです。認知機能が低下するわけです。
ミスが4倍というのは受検生にとって怖ろしいことです。1点を争う入試において、自ら不合格を招き寄せるようなものです。しかも受検生が挑むのは、単純なパソコン操作ではなく、複雑な入試問題です。睡眠不足は絶対に避けなければいけません。
それ以上に困るのがウイルスやストレスから身体を守る機能も低下してしまうことです。入試前日にインフルエンザになってしまって……など目も当てられません。
人によって十分な睡眠時間は異なりますが、6時間程度の睡眠で勉強をがんばっている人がいるなら、その人はもう少し睡眠時間を確保するようにしてください。ミスが減れば、その分だけ合格に近づきます。
もっと言えば、睡眠中に体中の細胞が修復され回復し成長しています。特に、成長期にある子どもの回復と成長はすさまじく、新しく物事を覚えて身につける能力は大人の3倍もあります。睡眠が不足すると、こうした細胞の修復・成長力が低下します。受検直前期に成長力が下がるのは絶対に避けたいところ。
しっかりと睡眠時間を確保し、頭脳を快調に保ちましょう。 - 受検のために考え方を変える。
性格は変わらなくても、考え方は変えられます。マイナスに考えがちな人も、受検に関しては意識的に前向きな考え方をするように心がけるといいでしょう。
before 「こんな問題もまちがえるのでは、合格するはずがない」
↓
after 「この問題をまちがえないようにすれば、合格に一歩近づく」
否定表現を肯定表現に言いかえるようにするのです。
これはついでに国語の記述問題の練習にもなります。否定表現で終わる記述解答はふつうありません。問い「あなたが好きな果物は何ですか」→答え「りんごではありません」……これでは答えたことにならないのと同じです。書いた答えが否定で終わりそうになったら、肯定表現に変えるようにしてください。 - 今から受検までこれまでにないほど勉強する
本番が近づくと受検が怖くなるのは、それまでに取り組んできた勉強が不十分だったと自覚しているからです。準備不足で本番に臨むと失敗するのは、練習不足できちんと体が動かないのもありますが、それ以上に大きいのが「準備不足だし失敗するかも……」というメンタルの問題です。
これを防ぐには、「いままでしっかりと勉強してきた」「あれ以上勉強するのは無理だった」「最大限やれることはやった」という自信です。模試などの結果は人によって出来不出来の差があるでしょう。しかし、やれるだけやったのならいいではありませんか。たとえ1か月間であっても、がんばった自分がそこにいるのは厳然たる事実です。
残り少ない期間でも、人生で一番勉強した! と言える頑張りを期待しています。 - 緊張を和らげる方法を試しておく~呼吸法~
たとえば呼吸法です。ふだんから行っておくと、その方法を信じられるようになりますから、入試当日も同じ呼吸法で緊張をほぐすことができます。
背筋を伸ばして姿勢よく座る→みぞおちあたりに体の中心があるよう意識する→はく息をゆっくりと呼吸する→4・5回繰り返す
呼吸法に限らず、自分なりの方法を持っておくといいでしょう。
- 受検に勝つ食事をする
主食は米が良いでしょう。米に含まれるフォスファチジルコリンは記憶力を向上、維持すると言われています。
また、豆腐や納豆といった大豆製品を意識して食べましょう。大豆製品に多く含まれるレシチンは、頭を良くする物質として有名で、脳神経の情報伝達を早めるアセチルコリンのもとになる物質です。他には、ピーナツ、レバー、鶏卵、麦芽などに含まれます。卵入り納豆はかなりいいですね。
さらに、鍋物やシチューは受検生に最適です。豚汁やさつま汁、けんちん汁などの和風のものから、クリームシチューやカルボナーラ鍋(コンソメだし+牛乳+生クリーム+最後に卵黄)などの洋風までなんでもおすすめです。準備がそれほど複雑でないうえ、レシピが多数あるのも保護者には助かるところです。中華風やカレー鍋もいいですね。
どれも、タンパク質、ミネラル、ビタミンのバランスが良く、食物繊維を多くとれ、体が温まり、消化が良く、お通じもよく、受検生の脳にはこれ以上なく最適です。
保護者ができる最大の応援は食事です。脳細胞は、早い細胞では1か月で40%入れ替わります。これらがすべて口から入ったものでできているのですから、食事の力は絶大です。
カテゴリー
新着記事
アーカイブ
- 2024年10月(2)
- 2024年9月(4)
- 2024年8月(5)
- 2024年7月(4)
- 2024年6月(4)
- 2024年5月(3)
- 2024年4月(1)
- 2024年3月(3)
- 2024年2月(3)
- 2024年1月(3)
- 2023年12月(5)
- 2023年11月(3)
- 2023年10月(4)
- 2023年9月(6)
- 2023年8月(4)
- 2023年7月(5)
- 2023年6月(4)
- 2023年5月(1)
- 2023年4月(5)
- 2023年3月(3)
- 2023年2月(4)
- 2023年1月(4)
- 2022年12月(5)
- 2022年11月(4)
- 2022年10月(4)
- 2022年9月(3)
- 2022年8月(4)
- 2022年7月(6)
- 2022年6月(3)
- 2022年5月(2)
- 2022年4月(1)
- 2022年3月(6)
- 2022年2月(3)
- 2022年1月(3)
- 2021年12月(5)
- 2021年11月(4)
- 2021年10月(5)
- 2021年9月(4)
- 2021年8月(4)
- 2021年7月(4)
- 2021年6月(4)
- 2021年5月(3)
- 2021年4月(4)
- 2021年3月(4)
- 2021年2月(4)
- 2021年1月(4)
- 2020年12月(4)
- 2020年11月(3)
- 2020年10月(5)
- 2020年9月(4)
- 2020年8月(3)
- 2020年7月(4)
- 2020年6月(4)
- 2020年5月(1)
- 2020年3月(3)
- 2020年2月(5)
- 2020年1月(1)
- 2019年12月(5)
- 2019年11月(3)
- 2019年10月(3)
- 2019年9月(4)
- 2019年8月(5)
- 2019年7月(5)
- 2019年6月(10)
- 2019年5月(6)
- 2019年4月(5)
- 2019年3月(5)
- 2019年2月(2)
- 2019年1月(3)
- 2018年12月(2)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(2)
- 2018年9月(3)
- 2018年8月(4)
- 2018年7月(5)
- 2018年6月(3)
- 2018年5月(2)
- 2018年4月(3)
- 2018年3月(6)
- 2018年2月(5)
- 2018年1月(3)
- 2017年12月(4)
- 2017年11月(6)
- 2017年10月(3)
- 2017年9月(4)
- 2017年8月(4)
- 2017年7月(4)
- 2017年6月(4)
- 2017年5月(3)
- 2017年4月(4)