都立高校推薦選抜 ~自分を試す~

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執筆者

遠藤 幸治

大井町校校長・最難関都立高校対策数学科教務主任

1月26日、東京都立高校の推薦による選抜(以下、推薦入試)が行われました。

 

一部の路線では遅延が発生し、想定外の事態で戸惑った受検生もいたのではないでしょうか。備えあれば憂いなし、万が一の事も想定して焦らず行動できていたことを信じています。

 

さて、都立高校における推薦入試について簡単にご説明します。

 

  • 募集人数

募集人員全体の20%を推薦入試に充ててよいという決まりがあります。新宿高校は例年10%に留めていることは有名ですが、ほぼすべての高校が20%の人員を募集しています。

 

  • 倍率

今年は全体平均としては男子が2.6倍で女子が3.2倍でした。女子の方が高倍率となる傾向があり、なかには6倍をこえる高倍率となった高校もあります。ちなみに日比谷高校では男子が2.39倍で女子が4.33倍でした。一見お得なのでは、と思う人もいるかもしれません。ただ、受検生の半数以上の内申点が44または45、そして生徒会や部活の部長などのリーダー経験者がほぼすべて、そんなライバルとの争いとなるわけですから決して簡単とはいえません。

 

  • 合否判定

①調査書(12月に告知される内申)、②小論文または作文、③個人面接、の3項目の合計点で合否を決めます。合計点の内訳ですが、①調査書が合計点の50%を占める学校がほとんどのため、通知表が一定以上あることが合格の最低条件です。行きたい気持ちがいくらあっても、学校の成績は必須ということですね。

 

  • 選抜当日

上述の3.にある②と③を1日で実施をします。今年は男子が③→②、女子が②→③の学校がほとんどのようでした。②と③の間には時間がかなり空くので、勉強道具を持参することは必須といえます。

 

これらの情報に加え、学力検査の準備状況をふまえ、わたしたちE-styleでは生徒によって推薦入試のおすすめを判断しています。受験は戦略です。準備の時間を割くだけの価値の有無を見極めることは受検生の学力の伸びに大きく影響します。

 

それでは、E-styleが行っている小論文、作文、そして個人面接の対策をご紹介します。

 

  • 基本知識、基本動作の動画視聴

E-style担当がこれまでの経験をふまえ、これだけはおさえてほしい、という内容を複数の動画を作成しました。塾生限定、いつでも何回でも視聴ができるようになっています。

 

  • 小論文、作文の添削指導

E-style国語科主任を中心に、提出された小論文、作文を個別に添削と返却を実施しています。国語科主任は添削のスペシャリストです。生徒への影響力も絶大です。対面でもオンラインでも、返却の際には1対1で振り返りの時間を設け、次に活かせるようにしています。

 

3.個人面接の準備と練習

生徒には、事前に配付をした資料をもとに質問への返答の準備をしてもらいます。そのうえで、担当との面接練習が始まります。卒業生から集めた情報をもとに各学校でよく聞かれる内容を中心に質問していきます。なぜこの高校がよいのか、生徒の本心を確認すると同時に、どうすれば相手に自分のことを理解してもらえるかを考え修正を繰り返します。

 

わたしたちは最難関都立高校対策専門塾です。豊富な情報量と経験をもとに、当たり前にみえる対策を徹底して行っています。

 

凡事徹底、まさに受験当日の受検生と同じです。

E-styleの受検生は今日も全力を尽くしてくれました。

 

合格発表は2月2日の8時30分です。

 

1人でも多くの生徒が笑顔になる結果となるよう祈っています。

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