新学年が始まったら第一に行うこと

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執筆者

沖 哲弥

立川国際中等教育学校専門担当

新学年が始まると、新しい友だちができるだろうか、新しいクラスでうまくやっていけるだろうか、新しい担任の先生は誰だろうかなど、新しい何かに子どもの関心が向きますね。

ここでぜひ関心を向けてほしいのが、新しい教科書です。

 

新しく教科書を手に入れたら、初めから終わりまで目を通すのがおすすめです。多くの点でメリットがあります。

1.予習になる

予備知識がゼロの状態で授業に出るより、見覚えのある文章や資料や図表があるほうが授業の分かりやすさが格段にアップします。その結果、テストの点数も上がり、成績も上がります。

2.見通しが立つ

1年のうちのどのあたりでどんな内容を学ぶのかをつかんでいると、なにも知らずに受けるのに比べ、段取り良く学べます。行き当たりばったりの学習をせずに済みます。

3.不得意が分かる

不得意だと感じる単元を学ぶときは、いつもより集中度を上げて授業に参加するようにするのです。特に考えもせず不得意な単元を学ぶより、段違いに克服しやすくなります。

4.得意が分かる

得意だと感じる単元を学ぶときは、「分かった分かった」と油断をしてしまわないように注意します。得意だと感じているだけであって、まだ得意になっていないのですから。

5.先に練習しておける

これは実技科目の場合です。たとえば家庭科であれば、学校で実習を行う前に包丁の使い方やミシンの使い方などを家で先に練習しておくと、スムーズに実習を行えます。

 

このように、教科書を先に読んでおくことで得られるメリットは、思ったよりもはるかに大きく、やる気の伸長につながります。幸先の良い新学年のスタートを自分自身で作り出しましょう。

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