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執筆者

中野 昌典

飯田橋校校長・九段中等教育学校専門担当

E-styleでも新学年がスタートし、小学部はもう2か月、3月スタートの中学部も春期講習を通して本格的に始動してきました。

新学期が始まった学校ではもう宿題が出され始めているはずです。早いところではゴールデンウィークの宿題も発表されているかもしれません。

なぜ宿題があるのか? という議論は置いておいて、ここでは宿題を上手に回す5つの方法をお伝えします。

 

①毎日行うものと、時間をかけて進めなければならないものとを分ける

②横に広げるのではなく、縦に並べ優先順位をつける

③宿題に取りかかる前に(頭の)準備運動をしておく

④わからない問題はそこで止まらず、時間を置いて後で取り組んでみる

⑤宿題を行う場所を変えてみる

 

①と②について小学生は保護者に手伝ってもらったり、塾では先生にアドバイスをもらったりしてもよいかしれません。③はいきなり難しい宿題から始めてもはかどりませんので、計算ドリルや、漢字・英単語テストなどに取り組んでから臨むと進みやすくなります。意外と思われますが好評なのでお試しあれ。

⑤も意外かもしれませんが、同じ場所で宿題に取り組んでいて、「難しくてできない=嫌な気持ちになる」とどうしても気持ちが上がってきません。集中力も途切れてしまいます。かといって、何か別のことで気分転換をすると、勉強する気持ちすら消えてしまい、やる気を持って取りかかるのにまた時間がかかってしまいます。授業を受ける前や、スポーツの試合前の精神統一のように、宿題に取り組むにも環境を整えることは必要です。

そして、宿題に取りかかること自体に時間がかかるというお悩みは、③に加えて時間制限を設けて早押しクイズ感覚でドリルやテストを実施してみてください。これもまさに整えることにつながります。

 

E-styleの各教室では、それぞれの学年に出すゴールデンウィークの宿題の準備が着々と進んでいます。

長期の休みの時には、「いつやるか」「いつまでにやるか」を考えましょう。

とくに受検(験)学年にとっては、ゴールデンウィークの学習の仕方は夏休みの学習計画を立てる練習となる期間です。

ゴールデンウィーク明けには先生たちのチェック待ちの宿題がこのように積みあがるのを心待ちにしています。

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