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執筆者

石山 純也

中野校校長 / 富士・大泉高校附属中学校専門担当

E-style中野校の石山です。

今回は「入試直前の今だからできること」というテーマでお送りいたします。

おもに、小6の受検生の方に読んでいただきたい内容です。

小3~5の方も、受検前の雰囲気を少しだけでも感じていただいて、今から心の準備をしていただければと思います。

 

<解き直しと分析>

この時期は、次々に新しいものに取り組むのではなく、今まで間違えた問題の「解き直し」が、なにより効果的です。

ここまで積み重ねてきた過去問や模試の間違えた問題で、「やりっぱなし」になっているものがあったら、ぜひもう一度やり直してみてください。解けるようになっていれば自信につながりますし、また解けなかったのであればわかっていないところをつぶすことができます。

これまで重ねてきた「間違い」はみなさんを合格へと導く「宝物」です。「なぜ間違えたか」「どうすればよかったか」「当日気をつけることは何か」を分析して学びにしましょう。過去問と同じ問題は出ません。過去問は解けるようになるためではなく、間違いから学ぶためにやるのです。

 

<基礎の徹底>

つぎに、「基礎の徹底」ができているかどうかを見直しましょう。

小学校で習う範囲の漢字は書けるようになっていますか?

計算ミスはなくなりましたか?

難しい問題文を読み解いて、正しく立式できたとしても、途中の計算で間違えたり、記述解答に誤字があったりするともったいないですよね。

公立の中高一貫校適性検査の場合、出題範囲は「学習指導要領の範囲内」になりますから、学校の勉強がカンペキであることは前提となります。図や表を書いて、全通り書き出すような基礎的な能力を磨くのが合格への近道です。

また、小6のみなさんは、栄光の森でお伝えした、立体図形を平面にする方法「①展開図」「②投影図」「③切断図」を覚えていますでしょうか。ほかにも、図形の面積の公式や、単位換算、立方体の展開図に、素数と平方数など、理解しておきたい基本がしっかり身についているかどうかを確認しておいてください。

 

 

<自信を持つ>

ここまでくると、「自分は絶対に合格する!」という強い意志が必要です。

各校舎でゼミを通して、ここまで過去問をたくさん解いてきたと思います。

過去問のファイルを見返して、ここまでで一番うまくいった年のものを見ながらニヤニヤしましょう! 当日もその実力が発揮できるはずだと固く信じてください。

ここまでの過去問で、ボーダーラインを超えた年なんてないよという人も、すべての年度をあわせた中で、それぞれの最高得点だけ自分に都合よく抜き出してみてください。適性Ⅰで一番良かった点数、適性Ⅱで一番良かった点数、適性Ⅲで一番良かった点数を換算してみればボーダーラインを超えるというみなさんは多いのではないでしょうか。

「すべてが上手くいけば合格する力はある!」あるいは「多少失敗しても十分合格できる!」という自信は持てていますか? あとはそれを信じるだけです。

「合格したらいいな」という願いではいけません。「合格するんだ!」という意志を持ってください。そして、その意志のもと最後まで、これ以上ないほどの努力をしてください。

限界まで頑張ったという、その努力が当日の不安や心配を吹き飛ばしてくれるでしょう!

 

<最後に>

受検生のみなさん、これは先生からのお願いです。

2月2日の夜に保護者の前で正座をして、「ここまで受検勉強を支えてくれて、叱ってくれて、励ましてくれて、ありがとうございました!」という気持ちを自分の言葉でしっかりと伝えてください。直前のこの時期、受検前日にそう言葉にできるような本気を見せてください! みなさんの合格を信じています!!

 

 

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