冬を制し受検を制する ~冬休みの学習の留意点~

教師の写真

執筆者

渡邊惇帆

南多摩中等教育学校専門担当

「師走」となりました。「師が走る」。師には「僧侶・御師・教師」といった意味があります。ふだんは落ち着いて暮らしている人たちも、慌ただしく走りまわる月という意味です。

慌ただしい月というのは日常生活だけではありません。受検生のみなさんにとっては、最後にして最大の山場である冬期講習を迎えます。学校が休みの期間に集中的に学習できる大切な時期です。ここで密度の高い学習に取り組んだ人とそうでない人との差が明確に分かれます。

また、冬休みは特にクリスマスやお正月といった非日常のイベント・行事の時期でもあるので、集中力が切れやすかったり、ついついそうしたものに気持ちを持っていかれてしまったりしがちになります。こういったタイミングで自らを制御する「セルフ・コントロール」の力を発揮できるかはその先の道を大きく変化させます。

自分にとっての優先順位はどうなっているか、今何をすべきなのかをしっかりと見極めて、メリハリのある年末年始を過ごすことを意識しなくてはなりません。

私自身も学生時代に言われて未だに覚えているのは「お前が遊んだり休んだりしているとき、他の人は勉強しているということを忘れるな」という言葉です。

どの子も受検に向けて、まさに死にものぐるいで追い込む時期です。自分もその受検生である自覚を持ち、冬の学習に挑んでください。

 

もちろん、これはまだ受検ではない学年のみなさんにも同じことが言えます。

特にどの学年も夏明けから最近にかけて、一気に内容が難しくなったと感じる人たちも少なくはないと思います。特にこの時期の内容は次の学年でも同等、もしくはバージョンアップされた内容へとつながるものが多いです。

今の段階で抜け漏れがあると、後々さらに引っかかってしまい、それが結果として学習へのモチベーションの低下にもつながりかねません。ひとつでも多くの「できる」を作れる機会として今回の冬休みを最大限に利用しましょう。

特に下の学年の子たちほど、答えが出せないモヤモヤした気分や、間違えることへの恐怖心や羞恥心はなかなか払拭しようとしてもできない人が多いと思います。そのためにどのように解決させたらいいかは、ぜひ私たちを頼っていただきたいです。

E-styleでも12/19(木)から冬期講習期間に入ります。

私たちE-style教師陣が作成したオリジナルのカリキュラムで自信をもってお届けする授業を、塾生はもちろんのこと、まだ体験したことがないみなさんにもぜひご参加いただき、一緒にこの冬を実りのある厚くて熱い冬に変えましょう!

 

カテゴリー

新着記事

アーカイブ