鉛筆からシャープペンシルに変える際の注意点
執筆者
沖 哲弥
立川国際中等教育学校専門担当
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所属教室
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コース
2月から始まった新学年も100日がたとうとしています。お子さまは、週間の学習サイクルをうまく回せているでしょうか。漢字テストや計算テストは合格点を取れているでしょうか。
5月のこの段階になってもあまりうまくいっていないようであれば、なにかを大きく変える必要があるかもしれません。
この「なにか」とは主に3種類あります。場所、時間、道具です。
・勉強する場所を変えてみる
自宅リビング→祖父母の家の静かな部屋や公共の学習スペース。
・勉強机を使いやすくする
低学年用の机周りでは収納が足りない→家具店で収納棚を探して追加する
・勉強時間を増やす
夜の勉強だけ→朝勉強を15分取り入れてみる。
・勉強時間の質を上げる
帰宅後に家で勉強→塾の授業後に自習室で1時間勉強して帰る。
・筆記具を変えてみる
鉛筆→シャープペンシル
ここからが本題です。
シャープペンシルは、勉強量が増えるにつれてどうしても使いたくなります。多くの文字を書く受検生にとって、すぐに先が丸くなってしまう鉛筆よりシャープペンシルが使いやすいのは当然です。
このときの注意点は、0.7mm以上の芯の太さのシャープペンシルを使うことです。0.5mmのものが最も多く販売されていますが、0.5mmのシャープペンシルを使うと、ペンの持ち方がおかしくなってくるのです。
おかしくなるメカニズムは次のとおりです。
鉛筆と同じような傾きと筆圧で書こうとすると0.5mmの芯はよく折れます。折れるのが嫌なので、ノートに対して斜めに芯を当てるのをやめ、ペンをなるべく垂直に立てて文字を書こうとするようになります。
垂直に立てて書いてみると分かりますが、ペンを持つ手の親指が邪魔をして書いている文字が見えなくなります。その結果、自分の体から遠い側にペンを倒して書くようになります。あるいは、体を極端に傾けて横から覗き込むようにして字を書くようになります。
これらを防ぐには、そもそも折れないシャープペンシルがいいわけです。そういう工夫がされたものも販売されていますが、そもそも太めの芯を使えばスムーズに鉛筆書きから移行できます。
おすすめは、コクヨの鉛筆シャープです。0.7mm、0.9mm、1.3mmの3種類の太さが選べます。軸は三角と六角が選べます。材質もラバーとプラスチックがあります。カラーバリエーションも豊富です。また、尾栓が取れない構造なので、授業中に分解して遊んだり栓をなくしてしまったりすることがありません。
これからシャープペンシルを使い始めようと考えている方やペンの持ち方が悪くなって困っている方は、ぜひご検討ください。
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