受検まであと半年、伸びる子伸びない子

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執筆者

土屋 崇

地域責任者・上野校校長・錦糸町校校長・白鷗高校附属中学校専門担当

先日、夏期講習が始まった頃、小6受検生に質問しました。
「小6の授業が始まって今日まで何日間経ちましたか?」
「そして、その過ごした日数と同じ日数がこれから過ぎたら、●月●日になりますか?」
そうです。おおよそ「入試の1ヶ月前」になります。
ここまでアッと言う間だったと言う生徒がほとんど。
つまり、これから1分1秒を大切にしないといけないと心に誓ったわけです。
入試はアッという間にやってきます。

 

あと半年間で伸びる子”の共通点は何か?
中学受検まであと半年。
この時期になると、塾でも「ここからグンと伸びる子」と「なかなか伸び悩む子」の違いが、少しずつはっきりしてきます。
それでは、実際に見てきた生徒の中で、成功する子のパターンをお伝えします。

 

◆成功する子のパターン(習慣編)
① 毎日「机に向かう」習慣がある
→ 週6〜7日、1日平均3時間以上の家庭学習を継続している子が、最終的な合格率が高いです。どこでやる?いつやる?を決めていくことです。
② 「わからない」をそのままにしない
→ 質問をする・解き直す・先生に聞く、という能動的な姿勢がある生徒ほど、秋以降にぐんと点数が伸びます。
③ テストの見直しを習慣化している
→ 「できた・できなかった」で終わらせず、“なぜ間違えたか”を分析する力がある生徒は、安定して得点できるようになります。

 

◆ 成功する子のパターン(メンタル編)
④ 模試の結果に一喜一憂しない
→ 合格者の多くは、夏〜秋の模試で思うように結果が出なくても、淡々と課題に向き合い続けていたタイプが多いです。
つまり、「今できない=不合格」ではありません。そこから“どう修正したか”が、合格につながっています。
⑤「できた!」という小さな成功体験を積んでいる
→ 解ける問題をコツコツ増やし、自信をつけることでモチベーションを維持。親や先生の声かけで自己肯定感が上がると、粘り強くなります。
ということで、ここまでをまとめますと、成功の鍵は「勉強の量」より「習慣と意識」。
この半年間で大きく伸びる子に共通しているのは、“特別な才能”ではなく、日々の当たり前を積み重ねているということです。

 

📌 勉強の質を上げる「見直し習慣」
📌 メンタルを整える「声かけ」
📌 知識を定着させる「毎日の学習リズム」
いずれも、今からでも始められることばかりです。

 

成績が上がる子は、いきなり“伸びる”のではなく、「気づけば、できることが増えていた」という形で力をつけています。
この半年、何を積み重ねるかが結果を大きく左右します。

 

塾でも一人ひとりの学習習慣を確認しながら、必要なアドバイスを行ってまいります。
引き続き、ご家庭と一緒にお子さまの成長を支えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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