執筆者
川上隆一
大井町校校長 / 桜修館中等教育学校専門担当
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所属教室
E-style各校舎で小6後期志望校別特訓が始まりました。過去問や類題の演習を通じて、合格に近づくための実力を養う講座です。専門担当がカリキュラムを構築し、残暑に負けず”熱い”指導を展開しています。
大井町校でも先週から後期桜修館特訓がスタート、多くの生徒が土曜日に校舎へ集まりました。同じ志望校を目指す小6受検生を、桜修館専門担当が指導します。お互い切磋琢磨するライバルでもあり、ともに合格すればかけがえのない友にもなる。そんな環境のなかでの学習はとても良い機会ではないでしょうか。
後期ゼミを受けるうえで心がけてほしいことを、開講説明会で事前に生徒たちへ伝えています。今回はその内容を簡単にまとめました。
①復習を欠かさないこと
過去問は言ってしまえば「同じ問題として二度と出ないもの」ですが、学ぶことは多々あります。大問を解く順番、作文にかけるおおよその時間配分、理系問題における初手の判断、捨てる問題の見極めなど。
これらは一朝一夕で身につくものではありません。解説授業を受けてから適切に振り返りをし、次に向けた「戦略」を練ることが不可欠なのです。E-styleでは復習ノート、振り返りシートといったツールを用いて、どう問題に立ち向かうかを生徒たちに記録してもらい、それぞれ点検しています。
②先生の思考を再現できるようにすること
都区立中の適性検査は、明確に「傾向」と呼べるものがないように見えます。しかし、根底で求められている「思考」は普遍的なものであり、それさえ掴めばある程度対応することが可能です。
E-styleの専門担当は、各都区立中のプロフェッショナルです。その問題が解ければよいという限定的な解き方ではなく、汎用性のある解法で、生徒たちが「再現」できるように指導にあたっています。復習をくりかえすことで、「○○先生なら、この問題はこうアプローチするだろう」、「こういう条件には注意するよう、□□先生が言っていた」と気付けるようになっていきます。
③基礎・基本をおろそかにしないこと
これが最も大切です。過去問だけ熱心に取り組めば、都区立中に合格できるでしょうか?
たとえば、昨年度の都立共同作成問題の社会では、単純な割合計算が数年ぶりに出題されました。また、いかに説得力のある作文を書けたとしても、誤字・脱字だらけでは減点を避けられませんよね。
都区立中の適性検査は、得点が最低2倍~最大5倍程度に換算されます。たったひとつのミスが、合否を分けるのです。学習の負担が増えるなかでも、漢字・計算といった基礎・基本を積み重ね、確固たる土台を造り上げてほしいと思います。
かつて合格した生徒たちも、はじめから合格最低点を優に超えていたわけではありません。①復習 ②分析 ③日々のルーティンを継続することで、合格に近づきましょう。
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