執筆者
馬渕 元三
E-styleご案内窓口担当
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コース
2025年4月13日より開催されていた大阪の国際博覧会(関西万博)が、10月13日で終わろうとしています。
2030年にSDGsが達成された社会を目指すことを目的とし、様々に注目を集めました。
2030年は5年後です・・・たとえば小学5年生なら高校1年生になっていますね。
そんな近い未来、科学技術の発達とともに急速に社会は変化するかもしれませんね。
私が小学生のころの万博といえば「つくば科学万博」です。
このブログを書くにあたり調べて初めて知ったのですが、当時、日立製作所の中央研究所(国分寺駅そばの緑の丘にあります)が研究を始めた「回転式レタス生産工場」が展示されて注目を集めたとのこと。
野菜が工場で作られるなんていうことは想像しにくかったかもしれませんが、今では植物工場で生産された野菜が出荷されています。
まだ露地野菜出荷額の0.2%と少なく様々な課題もあるようですが、2040年にはこれが18~24%まで増えるという予測があります。
2040年となると2030年からさらに10年後ですね。
小学5年生なら、さらに10年後は25~26才。社会人として活躍し始めるころですね。
未来は予測の難しい不確実な時代になる、などと言われますが、2040年はどんな社会になっているでしょうね。すでに活躍し始めている人工知能(AI)に、いろんな仕事を任せる時代になるという予測もあります。
人工知能研究者のレイ・カーツワイル氏は、2045年にシンギュラリティに到達すると予測しています。
シンギュラリティが到来すると、社会や生活に大きな変化がもたらされると考えられています。
※シンギュラリティとは、人工知能(AI)が人間の知性を大幅に超える時点を指します。
技術的特異点とも呼ばれ、AIが自己改良を繰り返し、より賢いAIを生み出すことができるようになるとされています。
いまの小学生が大人になる2040~2045年に、立派に社会を育抜くためにはどんな力が必要でしょうか。
知識を詰め込むような学習ではなく、自ら課題を発見して解決に向けて試行錯誤を繰り返し新たな価値を生み出す力が必要だ、とされています。
さらに、AIより優位に立つためには、人間しか持ちえない「新しいアイデアを生み出す創造性」「柔軟な対応力」「感情を持ったやり取り」「他者に寄り添った人間関係の構築」が必要だとも言われています。
小学生のうちから勉強を通じて、その土台作りができれば理想ですよね。
そのためには、子どもが自ら「なぜ?」「どうして?」と問いを立て考え、夢中になれるような環境を、大人は強制をせずに与える必要があります。大人は時代の流れを感じ先を予測し、古い考え方を更新しながら学び続ける必要があります。
そうすれば、大人が子どもに対して新たな問いを立てるチャンスを与えられるようになり、子どもは納得できる自分なりの答えを探せるようになると考えます。この力が予測の難しい不確実な時代を、自分の力で生き抜く源です。
古い言い方かもしれませんが、「自分の力でメシが食える大人」になれるでしょう。
都区立中が設置された背景には「6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする」ことがあります。
そのために、各校の特色に照らした適性検査等を行います。適性検査とは、自分自身で問題を発見し、筋道を立てて考え、よりよく解決しようとする態度や能力などをみるために行う検査です。
都区立中の受検勉強をすることは、現代小学生が未来に大人になって生きる力を鍛えられるのです。
各学校には教育目標があり、これについていける生徒を入試で選別したいと考えています。
教育目標に掲げる力を、入試の問題まで落とし込んだときに、はたして具体的にどんな力か。
東京都の適性検査では、共通問題と各学校が独自に作成する問題とがありますが、独自問題の方にその意図が反映される様子が見られます。
細かい点では報告書点の割合や、大問ごとの配点にも反映されています。
詳細な「学校の求める力」をお知りになりたい方は、専門担当が分析した情報をお話しする特別講演会・新年度開講説明会へ是非お越しください
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