今年度高校入試トピックス

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執筆者

實方 友輝

最難関都立高校対策指導統括責任者兼国語科教務主任

進学重点校が「全校独自の差替を実施」

中学部主任の實方です。昨日に引き続き、本日も高校入試についてお伝えいたします。

本日は今年度高校入試トピックスです。今年度の大きなトピックスは何と言っても進学重点校が「全校独自の差替を実施」に戻すことです。平成26年度からグループ作成による自校作成問題を実施してきましたが、同一グループであっても受検生の学力実態が異なることや、各学校が其々求める生徒を獲得したいということで、独自の問題に戻すことになったというわけです。

「画一」ではなく「多様」を求める教育委員会の方針がみてとれます。偏差値だけでなく、学校が求める生徒像を正しく認識し、自分との相性を知ることがまずもって必要だと言えますね。そのためには、早い時期から多くの学校情報に触れ、多くの選択肢をもつことが大切です。早いところですと5月から学校公開、学校説明会が行われます。3年生はもちろんですが、1,2年生も参加しておくと良いでしょう。

 

「自分で選んで決定した人生」を歩んでほしい

高校入試は多くの中学3年生にとって、人生で初めて自分の意志で自分の人生を決定する機会であると思っています。そして、選択肢が多ければ多いほど自分の選択に責任と自負を抱けると信じています。自分で選ぶからこそ努力できるのです。一人でも多くの子どもたちに、「自分で選んで決定した人生」を歩んでほしい。高校入試がその一環になれば幸いです。

光陰矢のごとしと言われるように、あっという間に時は流れます。時は待ってくれません。しかし一朝一夕に結果は出ません。我慢と忍耐の末に結果はついてくるのです。思い立ったが吉日。後悔しないように、今から準備をしましょう。そして夢を力に、一歩前へ歩き出しましょう。

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