中学につながる学習

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執筆者

石原 裕一郎

公立中高一貫校受検指導統括責任者

今学んでいることは、将来の可能性を大きく広げることにつながる

E-style錦糸町校の石原です。3月も中旬になり、今年度の入試もようやく一段落という時期になりました。E-styleとしての今年の結果については、トップページなどもぜひご参照ください。今回のこのブログでは、受検に臨む意味について考えてみたいと思います。

よく言われる話ですが、受検は単なる「通過点」です。特に都内公立中の適性検査は、入学後もきちんと伸びていく素質を持った生徒なのかどうかを見極めるために、こうした関門を設けているのではないかと思うほどです。

適性検査が求める思考力・判断力・表現力といった力は、経済産業省が掲げる「社会人基礎力」にもつながる能力ですし、学校方針として掲げられているリーダーシップ・コミュニケーション力・自主自立の精神を身につけることは、未来の社会で活躍するためになくてはならない素質です。

つまり、みなさんが学んでいることは、自分の将来の可能性を大きく広げることにつながるのです。本来、学校での学びも将来につながるものですが、どうしても長い先の話になるため、その目的が見えにくいかもしれません。その意味では、受検という目標を掲げることは学習の意味を知るためにも丁度よい刺激となることでしょう。

 

自主的な学習姿勢を持つことで、運命は大きく変わる

もしかしたら、塾に通い始めたものの普段の学習に追われて、学んでいることの意味を見失っている人もいるかもしれません。ですが、自分の将来の可能性を広げるために学んでいる、という大前提は崩してほしくないと思います。受検に合格することをゴールにしてしまうと、合格できたとしても、その先の未来は残念ながら暗いものになってしまいます。

合格に向けてみなさんが身につけるべき力は、この先もずっとみなさんを助けてくれる大きな教養になります。だからこそ、その内容を定着させるために課題を正しくこなすために一週間の計画を立てたり、わからない部分を積極的に尋ねる質問習慣を身につけたりするといった、行動につなげてほしいと思います。そうした自主的な学習姿勢を持つことで、みなさんの運命は大きく変わっていきます。

学校での学年ももうすぐ切り替わります。新しい学年では、どんなことを身につけたいですか? 今感じていることを一年間忘れずに過ごしてほしいと思います。みなさんにとって、より大きく成長できる一年になりますように。

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