新学年に向けて

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執筆者

山﨑 志穂

公立中高一貫校受検記述指導主任

12月に入り日増しに寒さがつのるように感じます。

最近では「新小学4年生から塾を始めたい」というお問い合わせが多く、私の中ではいよいよ新しい学年の始まりが近づいている“わくわく感”と、今いる3年生とのお別れに対する“寂しさ”が混ざり合う日々です。

 

新しい学年に上がると、誰しもが多かれ少なかれ壁にぶつかります。

壁を避けるのではなく、その壁をどのように乗り越えていくのかが私はとても重要だと考えます。

 

そのために、2学期から心がけている声かけがあります。

それは「自分のことは自分で考えて行動しよう」です。

 

1学期が始まったころのことです。何か困ったことがあると、まず子どもたちは状況を報告してくれます。「宿題を忘れました」「教科書がありません」などです。

試しに私は「そうなんだ」と返事をし、しばらく待つことにしました。

すると何も言わずに自分の席に戻り、教科書がない状態で「いつも通り」授業を受けようとしていたのです。

「教科書がないけれどどうするの?」と聞くと、「どうしよう…」と一言。その子は考え込んでしまいましたが、周りの子たちが「先生に借りるといいんじゃない?」「コピーしてもらおうよ!」と声をかけてくれました。

 

何か壁にぶつかったとき、誰かの言う通りにしてやり過ごすこともできます。けれども私は、まずは自分でその壁をどうするか考える力が必要だと思います。その手段の一つとして周りに助けを求めることがあるのです。

そして一度自分で考えた経験が積み重なり、肥料となって、大きな目標の花が咲く。

 

そのことを信じて、新しい学年までの残りの時間を全力で過ごそうと思います。

 

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