どうしてサクラの木にはアリが多いの?
執筆者
荒海 理恵
公立中高一貫校受検記述指導主任
E-styleの小3授業では、「なぜなぜ探検隊と学ぼう 読解はかせ」という教材を使用しています。
これは本当におもしろい教材です。
国語の読解問題集なのですが、素材文はすべて理科に関係するものばかり。
それも小学生が好きそうな「身近な不思議」をテーマとしています。
このブログのタイトル「どうしてサクラの木にはアリが多いの?」は、その教材のなかの1単元です。
他にも、こんな単元があります。
・きんちょうすると、オシッコがしたくなるのはなぜ?
・目をつぶると、まっすぐ歩けないのはなぜ?
・魚も眠るって本当なの?
・ライオンは、何のためにほえるの?
どうでしょう。大人でも読んでみたくなりませんか? あるいは何か自分なりの答えを考えてみたくなりませんか?
授業は、それぞれのテーマについてディスカッションをすることから始めます。
たとえば「どうしてサクラの木にはアリが多いの?」の回であれば、本文を読む前にみんなの意見を聞きます。
「サクラからいいにおいがするから」「木のみつをすってるから」「サクラの木に集まるなにかをエサにしているから」「サクラの木の下を巣にしているから」
みたいに、生徒たちは次から次へと意見を言ってくれます。
私たち講師は、それをにこにこしながら聞いていますが、答えは教えません。「もっと他にない?」と聞き続けます。
すると、
「アリもお花見をしているから」
みたいな意見が出てきます。みんなでわっと笑います。
でも私たちは(笑いはしますが)、「なるほど。そういうこともあるかもね。人間がきれいなものを好きな理由だってわからないし、アリがきれいなものを好きな可能性もあるよね」と納得してみせます。
しばらくお花見とアリの関係で話が続きます。
やがて誰かが、「お花見をした人の食べ残しがあるからじゃない?」と言い出します。思わずみんな、「おおー」とうなります。
さて、答えは何なのでしょうか?
そこではじめて、実際に文章を読んでみます。子供たちは、「そうか!」とか「当たってた!」とかつぶやきながら夢中になっています。
夢中になって文章を読むと、そのあとの読解問題の正答率も高くなります。
E-styleの小2・小3授業は、国語しかありません。
「どうして算数の授業がないのですか?」と質問されることがあります。
理由はいろいろとあります。
1,都立中入試は記述問題がとても多いから
作文課題が出ることはご存知の方も多いと思いますが、算数でも理科でも社会でも記述問題が多いです。
どのような答えも文の形で答えないといけないということです。
「なぜなぜ探検隊と学ぼう 読解はかせ」は選択問題がなく、ほとんどの問題が記述問題です。
小2・小3のうちから、「文で答える」ことに慣れることができます。
2,入試問題は学校で習う内容から逸脱していないから
都立中の入試問題は、原則的には小学校で習った範囲から出題されます。
だから私立中の受験勉強のように、すこしでも早くから一つでも多く解法を学ばないといけないというわけではありません。
ただし、作文だけは別です。
作文を定期的に書かせる先生にあたれば別ですが、学校では文章の書き方をきちんと教わらないことも多いです。
だからE-styleでは、低学年のうちはまず文章の書き方を練習します。
絵やスポーツと同じで、低学年のうちから始めれば、その楽しみも感じやすいのです。
3,人に意見を伝えることは、作文練習の第一歩だから
どれだけ本を読んでいても、どれだけ日記を書いていても、作文が苦手な子はいます。
それは「なにを書けばいいのかわからないから」です。
まずは「なにか言いたいこと」を作ることが大事です。
授業でクラスメイトとたくさん意見をかわしているうちに、「自分の考えを誰かに聞いてもらう楽しさ」が見つかります。それが「言いたいこと」を増やすことにつながります。
よく「うちだとおしゃべりなんですけど……」という子がいます。「外でも(塾でも)自分の話を聞いてもらえる!」とわかれば、話したいことがたくさん生まれ、それが作文につながります。
でも結局のところ、理由は1つです。
「なぜなぜ探検隊と学ぼう 読解はかせ」という、とても良い教材が見つかったからです。
これを使って授業をしたい。生徒が夢中になって問題を解く姿を見てみたい。
とても楽しい授業です。
新学期に向けて小3限定の体験会を開催しています。E-styleの授業に興味がある方は、ぜひ参加してみてください。
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