執筆者
山敷 淳史
巣鴨校校長・小石川中等教育学校専門担当
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所属教室
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コース
感受性という言葉があります。
一般的には、生きることやコミュニケーションを学ぶときに感受性が必要だと思われているかもしれません。
しかし、受検(受験)勉強においても、感受性は大事です。
「余計なことを考えずに勉強しろ!」という人はよくいますが、実はよくない考え方なのかもしれません。
E-styleは都立中高一貫校を目指す受検生だけが通う塾です。どの教室にも自習室を用意しています。
自習室を使う意味は何でしょうか?
・家だと誘惑(動画・ゲームなど)が多いが、自習室だと勉強に集中できる。
・何かわからない問題があったとき、先生にすぐ質問できる。
この2つが、よくあげられるかと思います。
都立中高一貫校の入試問題は複雑なものが多いですし、記述問題も多いです。
だから、「集中できる環境」と「質問できる環境」は、不可欠です。
でも生徒を見ていると、「自習室で何かを感じる」ことが何より大事なように思います。
上手に勉強している人は、まわりにいるクラスメイトの様子をよく感じています。
「いま問題が解けて喜んでいるな」
「(自分がまだ終わっていない宿題を)終わらせたんだな」
「先生に質問にいったから、ペンが走り始めたな」
そういった、クラスメイトの「いい感じ」を受け取ると、「自分ももっとがんばろう」「自分にだってできるはずだ」と無意識的に思えます。
あるいは、困っているクラスメイトの雰囲気を感じることもあるかもしれません。
「解説を読んでもわからなくて止まってしまっているな」
「まだ宿題が終わっていないのに、おうちの人から『帰ってこい』メールがきたんだな」
「作文が書けなくて泣きそうになっているな」
そういった「よくない感じ」を受け取ったとき、がんばって勉強している人なら、「大変なのは自分だけではない」と思うはずです。
「自分だけではない」という気持ちが大事なときってありますよね。
もっと過激な何かを受け取る子もいます。
ぼんやり手遊びをしていたり、椅子の上で空を見上げていたり、ひたすらシャーペンを分解していたりする人がいます。
それを感じ取って、「こんなことしてる人は合格できるはずがない」と思う生徒もいます。
攻撃的な意見に感じるかもしれません。
でも、「正しい行動」をとろうとするから、それができていない人に気付けたともいえます。一流のスポーツ選手が一流と二流を見分けられるように。
それは、自分は相対的に合格に近づいていることを知るということです。
「切磋琢磨」というのは、点数や速度を競い合うことだけではありません。
同じ目標を持ち、ともに過ごすなかで、お互いに何を感じ合うことが、「切磋琢磨」です。
そのためには、まず何かを感じる能力が必要です。
「余計なこと」もいっぱい感じ、考えていきましょう。
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