#授業紹介

揺れるポニーテールの謎

教師の写真

執筆者

山敷 淳史

巣鴨校校長・小石川中等教育学校専門担当

「自分には思いつかない」という気持ちをいかに捨てるか

巣鴨校小学部主任の山敷です。今日も巣鴨校では、理科の考察問題の特訓が続きます。今日のテーマは、ポニーテールはなぜ生きているように揺れるのか、というものです。以前理科実験コンクールに入賞したテーマを覚えていたので、生徒にも考えてもらいました。

このテーマは一見女子が圧倒的に有利です。生徒に仮説を出させたときも、やはり女子のほうが素早く考えられていました。髪の毛の長さ、量、ゴムのきつさ……など。ただ長い髪の毛を持っていなくても、歩くたびに大きく揺れるものを身につけた体験は、どの子ももっています。その「感覚」を必死で思い出しているうちに、男子から「歩くときに頭が上下に揺れるから」や「髪が長いと遠心力が強くなるから」といった意見が出てきました。

大切なのは自分を信じることだと思います。「自分には思いつかない」という気持ちをいかに捨てるか。それは経験によって可能となります。まずは楽しんで考える経験を重ねましょう。

写真はロビーに置いてある金属探知機(サイエンスラボの講座紹介用のもの)です。小石川を目指す子はこういったものを見るとすぐ手を出します。まず手を出し、感覚を身につけること。それが仮説を考えるときに役立ちます。

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