外部模試を受けるメリット

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執筆者

川澄 喜之

錦糸町校校長・両国高校附属中学校専門担当

そろそろ本格化してくるのが外部模試です。

E-styleでも公中アタックテストや都区立中適性診断などの適性検査型の模試を実施していますが、塾内模試と外部模試とではやはり目的やねらいが異なります。

今回はその「外部模試」の種類とそれを受検いただくメリットについてお伝えしてまいります。

 

E-styleから皆様に受検をお願いしている外部模試は主に以下の2つの模試です。

  • ONETES(旧首都圏模試センター)さん主催の適性ONEテスト

小学5年生:11月23日 年1回実施

小学6年生:7月5日・9月23日・11月23日 年3回実施

※いずれも2026年度スケジュール

 

こちらの模試を受検いただくメリット・重要性は大きく以下の3点が挙げられます。

  • 難問に偏りすぎず、公立中高一貫校の出題のねらいをとらえた標準的な良問が多いので、「資料を読み取る」ことや「自分の考えを論理的に書く」といった基本的な動作が、どれくらい身についているのかが測りやすい。
  • 「知識・理解」「思考・判断」「表現」などの評価軸があり、詳細な成績分析シートがあるため、自身の具体的な課題が見つけられやすい。
  • 通いなれた塾等ではなく、実際の私立中学校・高校で受検することができるので、「場慣れ」することができる。

ただ、都立に絞った適性検査ではなく、私立の適性検査型もターゲットとなっているため、難易度や出題の傾向等には大きな違いがあります。1つ目に挙げたメリットが注意点にもなってしまいますこと、ご理解ください。

 

  • 公中検模試センターさん主催の公中検模試

小学5年生:4月12日・5月31日・9月6日・10月4日・11月1日・12月6日 年6回実施

※4月のもののみ近年追加・すべて適性Ⅰ(文系)・適性Ⅱ(理系)の2教科

小学6年生:4月12日・5月31日・9月6日・10月4日・11月1日・12月6日 年6回実施

※近年追加の4月のみ適性Ⅰ(文系)・適性Ⅱ(理系)の2教科。

5月以降は適性Ⅰ・適性Ⅱ・適性Ⅲの3教科。

※いずれも2026年度スケジュール

こちらの模試を受検いただくメリット・重要性は大きく以下の点が挙げられます。

  • 公立中高一貫校に「完全特化」した問題構成であり、特に小学6年生の東京都版は東京都立中学校の受検形式を模した形になっているので、本番のシミュレーションとしてはある程度有効。

※「学校別模試」ではないため、志望校によっては適性Ⅲに有用な問題とそうではない問題とがある。

  • 私立入試に求められるレベルの知識を問う問題は除外し、「思考力・判断力・表現力」を図る問題構成になっているので、都立受検をメインに考えている層には非常に有効な模試である。
  • 公中検模試を受検する層は基本的には「公立中高一貫校を本気で目指している層」が母集団となるため、第一志望校受検者層の中でのある程度正確な立ち位置(割合)を知ることができる。

公立中高一貫校の受検に特化した模試になっているため、メリットも大きいですが、志望校ごとの受検者数で見るとそこまで多くないことが注意点となります。また、偏差値や順位を鵜呑みにしすぎることなく利用していくことが大切です。

 

今回は2つの外部模試のメリットについて書かせていただきましたが、模試は受検することだけが重要なわけではありません。最後に、模試を120%活用するコツも記載いたしますので、ご参考にしてみていただければと存じます。

  • 模試当日……「解き直しノート」の作成

模試が終わったらまずは自己採点と解き直しが必須です。日曜日に模試があることも多いので、火曜日にはE-styleで質問できるように準備をしておいてください。また、いずれの模試も解説が非常に充実しています。解説との付き合い方も上達していただけるとより価値も上がります。ぜひ、解説も活用してみてください。「正解したけれど時間がかかった問題」等も分けておけると役立ちます。

  • 答案返却時…偏差値だけではなく、「設問別正答率」を確認する

成績表に記載されている正答率で30%よりも高い問題を落としていないかどうかを確認してください。それよりも高い割合の問題を確実にできるようにしていくことで合格率は大きく上昇します。1問1問をしっかり照らし合わせていきましょう。

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