都内公立一貫校の男女枠撤廃の影響

教師の写真

執筆者

佐久間 雄

地域責任者

先日、とある教室に卒業生の子たちが顔を見せてくれました。

楽しそうに学校生活について1時間も話していました。

合格してくれてよかったなと思う瞬間です。

 

さて、タイトルの通り今春の都立中入試では男女枠が撤廃されました。

受検をお考えの方にとっては気になるトピックだったのではないでしょうか。

 

現在都内公立一貫校でこの制度変更の影響について発表をしている学校はありません。

すでに男女枠を撤廃している県立校で発表がありませんし、こちらについては今後も発表がないものと考えられます。

 

では、影響の有無を調べられないか。

というと…そうでもありません。

 

塾にくる卒業生に聞けばいいのです!

 

聞いてみるとどうなのか、結果は学校によって様々です。

 

とある中学校は撤廃前同様に男女変わらずだったり、別の学校では女子の方が多かったり……

ではなんでこんな違いが起きるのでしょう。

 

それは各学校の男女別の人気と入学者選抜方法の違いにあります。

 

2024年度入試(2024年2月3日実施)

男女別受検倍率※2025年度入試は男女枠撤廃のため内訳不明

例   男子    女子

桜修館 3.53倍  4.92倍   ⇒女子の方が+1.39倍

両国  4.44倍  3.94倍   ⇒男子の方が+0.50倍

富士  3.33倍  3.51倍   ⇒男女ともにあまり倍率に差はない

 

このようにそもそも男女の応募者数に差がある学校があります。

 

そして、各学校ごとに選択している入学者選抜方法によっても変わってきます。

・報告書(学校成績)の配点の違い

・適性検査問題のどこを独自問題に変えているかどうか

例)適Ⅰ⇒作文中心 適Ⅲ⇒算数理科中心

 

とても複雑にいろんな要素が絡んできますのでなかなか難しいものです。

ご興味ある学校については、是非E-style各校にお問い合わせください。

 

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