【2026年度入試】都立中「適性検査Ⅰ」の傾向と対策

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執筆者

土屋 崇

地域責任者・上野校校長・白鷗高校附属中学校専門担当

今回は、今年の「共同作成問題」の「適性検査Ⅰ」の傾向分析についてまとめます。

都立中の適性検査には、各校が独自に作成する「独自問題」と、複数の学校が共同で作成する「共同作成問題」があります。共同作成問題は、複数の学校の意図が重なり合うためか、各校に共通する「求める生徒像」を反映させた問題が多い傾向にあります。

作文課題が含まれる「適性検査Ⅰ」は、苦手意識を持つ受検生にとって高いハードルに感じられがちです。しかし、共同作成問題に限って言えば、「毎年傾向が大きく変わらず、最も対策が立てやすい得点源」と言い換えることができます。

 

その大きな特徴は、以下の2点に集約されます。

 

1.中学校生活での「学びと生活」を問う作文課題

適性検査Ⅰの作文では、特殊な体験や高度な知識がないと書けないようなお題は出題されません。問われるのは、「中学校に入学してからどのように学び、どう生活していくか」という点です。イメージとしては「志願理由書」に近いものと言えます。

「私は入学後、〇〇について積極的に学びたいです。なぜなら、過去に〇〇という体験をしたからです。その目標のために、これからは〇〇に取り組んでいきます。」

ここで重要なのは、それが「都立中高一貫校が求める生徒像」に合致しているかどうかです。高校受験に分断されない6年間という時間を使って、「単なる知識や技術の習得にとどまらず、継続して何かを探求していく」という強い意志を示すことが合格へのカギです。

 

2.各分野の「専門家」が書いた文章が頻出する

課題文として、小説や随筆といったいわゆる文学的文章が出題されることは少なく、代わりに各分野の「専門家」が自身の専門分野について語った文章が多く採用されます。専門家とは、ひとつのことを継続して深く追求し続けている人たちです。

これは、先述した「6年間、何かを探求し続ける生徒を求めている」という学校側のメッセージそのものです。だからこそ、こうした「専門家」たちの思考の軌跡や探求心が伝わる文章が素材として選ばれるのだと考えられます。適性検査Ⅰは、対策次第で強力な「得点源」になるのです。

このように出題の意図を分析していくと、適性検査Ⅰは「学校側の求めるメッセージを読み取る」ことで、確実に得点を重ねられる科目であることがわかります。

 

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